「明日やろうは、馬鹿野郎」。むかし見たドラマにそんなセリフがあった。07年放送の「プロポーズ大作戦」だ。ドラマのシナリオはもう覚えていないが、このセリフだけはしっかりと覚えていて要所要所で私を奮い立たせた。
今回、ここ数年やろうやろうと思っていた小誌が発刊にたどり着いた。構想から実に2年半。彦根が好きな大学生は社会人になっていた。記事の写真が半袖なのは夏に取材したから。「明日やろう」が積み重なってしまった。
一方、「明日やろう」ではなく、バッサリといってしまったものがある。彦根市の新年度予算である。国体整備の一方で、花火大会などが中断になった。他も軒並み大幅カットという。いたる所で悔やむ声が聞こえる。
だが、市民主体で企画をやってしまうチャンスなのではないかとも思うのだ。小誌の教訓を活かしたい。先延ばしにしてきたあんな企画やこんな企画をやってみよう。今日から3月。「明日やろう」を卒業しよう。
(冊子版vol.1 2019.3.1)
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