境内でお酒?その名も神社酒場!

秋晴れの日曜日、“神社酒場”という見慣れない四字熟語に惹かれ、ごきんじょさん編集部が向かったのは滋賀縣護國神社の境内で開催された神社酒場。

晴天の開催ということもあり、たくさんの方で賑わった。

会場内はチケット制。

受付でチケット購入を済ますと、各ブースのお酒や料理と交換できる。

編集部がゲットしたのは、「美冨久(甲賀市)山廃純米ひやおろし」、「シュークルト」(写真左)、「パテと柚子胡椒」(写真右)の3つ。料理とお酒の相性は抜群だ。

お酒は受付で配布されたプラカップに入れてもらうスタイル。

実は300円支払うと数量限定で神社酒場オリジナルグラスも購入できたのだとか。

もう少し早く来ていれば…。惜しいことをした。

会場は美味しいお酒と料理によって、人々の交流が生まれ素敵な空間になっていた。開催にはどんな思いが込められていたのか。主催者の一人、島田さん(洋食SHIMADA)に話を聞く。

「料理とお酒を楽しんでほしい。特に一緒に合わせたときの相乗効果を楽しんでほしいと思って開催しました。神社にはお酒を奉納していたりするので、お酒と神社はつながりが深いと思いますし、神聖な場所でみんなで集まって楽しめたら面白いなという思いもありました」。やはり素敵なイベントの裏には素敵な思いがあった。

一方、会場を提供したのは「神主だけど決まったレールを歩くのが嫌だったんですよね」と笑って話してくれた神主の山本さん。

「『護国神社』というと戦争の暗いイメージがありますよね。(こういったイベントを通じて)ちょっとでも神社に親しみを持ってもらえればという思いから、いろいろなイベントへの会場貸出を行うようになりました」。

彦根の酒店や飲食店の横のつながりから開催された神社酒場は2018年の初開催から数えて今回で4回目。2020年の春に開催予定だったが、新型コロナウィルスの蔓延によって延期を余儀なくされたという。延期から実に2年半ぶりの開催となった。


思いと思いが重なり、素敵なイベントが生まれる。そのおかげで、素敵な交流が生まれる。

未曾有の感染症はリアルな場での人と人との交流を悪とした。いろいろな人の思いに支えられたほとんどのイベントを中止に追い込み、人と人との交流を分断した。今、状況は少しずつ収束してきている。一日も早く、何も気にすることなくイベントが開催できるようになることを願う。

【神社酒場】

日時:2022年10月30日(日)

会場:滋賀縣護國神社

入場料:無料

詳細:https://www.sakaba.hikone.work/

(2022.10.31)

ごきんじょさん電子版

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